【評論編】本文をあまり理解しなくても、接続語を利用して点数をアップさせる方法。⑤

 

んにちは。

 

 


今日紹介するのは

 

例示・比喩

 

についてです。

 

 

これを知ることによって

評論を解くスピードが

格段に向上し、

 

かつ本文の余計な部分、

 

つまり重要ではない文を

省くことができます!

 

f:id:natupogba:20180509140928j:image

 

 


逆に知らないことによって

そんなに深く読まなくても

いい文まで読んでしまい、

 

最悪の場合

制限時間内に問題を解くことが

できないかも…。

 

f:id:natupogba:20180509141013j:image

 

 

 

またまた塾の生徒の話になって

申し訳ないのですが、

 

今年に入ってから

Sくんの現代文を

担当させてもらっています。

 

 

その子も、

 

というか私に回ってくる生徒は

だいたいそうなのですが、

 

国語が嫌いです。

 

 

活字離れして

文字を嫌っている子供にとって

国語は天敵なのですね。

 

 

Sくんもその典型例でした。

 

 

学校で課題として出されている

現代文のワークも

 

間違えた問題だらけで

真っ赤

 

 

 

f:id:natupogba:20180509141537j:image

 

 

 

その子の解いた問題を

見てみると、

 

選択問題・記述問題

どちらも具体例を参考に

考えてしまっているようでした。

 

 

国語をわかっていない子は

たいていこうなります。

 

 

 

 

さて、

 

ではこのSくんはなぜ

間違える問題が多いのでしょう?

 

 

「具体例を参考」に

しているからです。

 

 

具体例もしっかりと本文の

文章だから良いじゃないか!

 

と思われた方、

 

確かにそうなのですが

多くの場合 回答に具体例を

使ってはいけません

 

 

その理由を今から説明しましょう。

 

 

具体例は筆者が、

 

自分の言いたいことを

読者にわかりやすいように

引用してきた文です。

 

 

ということは、

 

筆者が本当に

言いたいことではないのです!

 

 

言いたいことに似ているだけで

その具体例自体を

主張したいわけではないのです!

 

 

それを筆者の主張にそって

作られている問題の回答に

使ってはいけないですよね!

 

 

そして、

 

今回紹介するノウハウとは

 

具体例を削って

本文の読む量を減らす!

 

です。

 

 

ではいきましょう!

 

 

【Step 1】

具体例に()をつける!

 

 

f:id:natupogba:20180509150030j:image

 

 

ここまでの「逆接」や「換言」の

記事で重要な文の見つけ方を

学習してきました。

 

 

しかし今回は

要らない文の見つけ方です。

 

 

評論が苦手な人にとっては

全部読まないと

いけないんじゃないの?

 

 

となりがちですが、

 

評論には読みこまなくても

良い文が結構あります

 

 

その1つが具体例です。

 

そして

 

その具体例を導くのに今回の

例示・比喩の接続語を

使うのです。

 

 

「例えば」や「例として」

「言わば」

 

がこの接続語に

当てはまりますね。

 

 

この接続語に今まで同様

◯でマークをつけましょう!

 

 

しかし今回は

その後ろの文には

線を引きません!

 

 

なぜなら

その後ろは具体例がきており、

 

具体例は先ほど

読み込む必要はないと

述べました。

 

 

とすると

 

この具体例には

重要度は低いですよ!

という目印をつけたいですね。

 

 

そこで()なのです。

 

 

この接続語の後ろの

具体例の部分を()で

くくってあげるんです。

 

 

 

「私はそれを

 

例えば、(虎が獲物を見定めるように)

 

見た。」

 

 

こんな感じです。

 

 

 

※もっと具体例が長い場合もあり、

 

具体例の終わりを

見極めるのが難しければ、

 

具体例の始まりの部分に

()をつけるだけで構いません。

 

 

【Step 2】

筆者の意見(要約文)が

わからないときに

具体例を読む!

 

 

f:id:natupogba:20180509150102j:image

 

 

具体例は言わば

補助的なものです。

 

 

前回の記事でも述べましたが、

 

筆者の主張はだいたい

まとめられた形ででてきます。

 

 

つまり、抽象的なのです!

 

 

抽象とは

物事がぼんやりと曖昧なことを

指します。

 

 

これでは筆者の主張が

わかりにくいですね。

 

 

わかれば問題ないのですが、

 

わからない場合

役に立つのが

この具体例なのです!

 

 

具体例は文字通り

具体的に書かれているので、

 

わかりやすいです!

 

 

※具体と抽象は対義語。

  具体   ⇆   抽象

 

 

筆者の意見がわかりにくければ

具体例を読みましょう!

 


【Step 3】

慣れてきたら思い切って

()を付けた文章を

読み飛ばす!

 

 

f:id:natupogba:20180509150655j:image

 

 

こんなことして大丈夫なんでしょうか?

 

 

大丈夫です!!

 

 

現代文で出てくる文章は

いくつかのパターンで出てくるので

 

慣れてきたらだいたい

こういうこと言ってるんだなと

わかってきます。

 

 

思い切って読み飛ばして

しまいましょう!

 

 

その上で、

 

読み進めてわからなければ

具体例に戻り

理解すればいいのです。

 

 

 

 

 

これは常々

言っていることですが、


今すぐ実践してください!

 

 

学校教材、過去問、

自分が持っているテキスト、

 

なんでもいいです!

 

 

今すぐやって 

それが習慣化されれば、

 

あなたの問題を

解くスピードは格段に上がり

 

見直しが何回もできるくらい

時間に余裕を持てるでしょう。

 

 

逆に、

 

今すぐ行動に移さなければ

明日にはこの記事で培った知識が

記憶のかなたに追いやられ 、

 

読まなくてもいい文章を

読むことになり、

 

制限時間内に現代文を

解くことが難しくなってくる

でしょう。