文章の3分の1以下を読むだけで、現代文評論の8割の内容を理解する方法。

んにちは!

 

 

現役塾講師のナツキです!

 

 

今回紹介するのは、

 

文章中で重要な部分は

最初と最後に多い!

 

ということです!

 

 

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これを知ることにより、

 

文章を

構造的に俯瞰することができ、

 

文章全体を通して

筆者が伝えたいことを

理解できます!

 

 

逆に知らないことによって、

 

 

文章のどの部分が

筆者の一番言いたいことなのか

理解できずに、

 

本文の主旨を

読み違えるでしょう。

 

 

さらに

もう一つメリットを

言っておくと、

 

自分で文章を書く場合、

 

例えば

作文読書感想文ですね、

 

そう言ったものを書くとき

かなり書きやすくなります!

 

 

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少し話はズレますが、

 

 

バイト先の塾での

冬期講習。

 

 

この時期は公立高校の

特色入試対策として

作文の授業を取る生徒が多い。

 

 

とりあえず教材を開いて

軽く説明をし、

 

作文レベルがどの程度であるのか

測るために、

 

特別なことは何も言わず

書かせてみることに。

 

 

すると、

 

だいたいの子が

お題や与えられたテーマの

感想文らしきものを

 

ダラダラと書き続けるだけで

読んでいる側としては、

 

何を言いたいのか

さっぱりわからない。

 

 

なるほど、

 

そもそも文章の構成の仕方を

知らないんだなと感じた。

 

 

読んでいても主張が

わからない原因として

 

どこが重要なのか、

 

つまり

どこに主張が書いてあるのかが

明確になっていないためだ。

 

 

 

 

話を戻しますが

この体験談、

 

評論にも通ずる部分があります。

 

 

それは何かというと

 

評論はもちろん

作文は話が論理的でないと

読者に伝わらない!

 

ということです。

 

 

作文も評論も

読者がいることを前提に

書きます。

 

 

作文なら添削する

学校の先生や

クラスメイト。

 

 

評論はそれを買って

読む読者、

 

私たちですね。

 

 

まぁ、

当たり前のことなのですが、

 

では論理的書くとは

一体どうすれば

いいのでしょうか??

 

 

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それは

作文も評論も同じことですが、

 

最初と最後あたりの文に

自分の意見・主張を

持ってこればいいのです!

 

 

みなさんは小学や中学の

作文の授業の時に習った

三段構成って覚えてますか?

 

 

序論・本論・結論

からなるアレですね!

 

 

実は細かな違いこそあれど

評論もほとんどの文章が

三段構成でできています

 

 

そして

序論・本論・結論

定義を言っておくと、

 

序論

問題提起や意思提示をして

文章のテーマ、

これから話すことを示す。

 

 

本論

序論の内容を踏まえた上で

それをさらに拡張して説明し、

具体的に述べる。

 

 

結論

序論と立場を同じにし、

本論の内容をより簡潔に

抽象的にまとめる。

 

 

こんな感じです。

 

 

そして今回紹介するノウハウとは

 

三段構成を

マスターすることにより、

 

本文中に隠れている

重要な文を見つけ出す!

 

です。

 

 

早速やっていきましょう!

 

【Point 1】

序論≒結論!?

 

 

序論とは先ほども述べた通り、

 

その文章の話題の方向性を

指し示す場所です。

 

 

とすると結論も当然

序論と同じ立場にないと

いけません!

 

 

序論と結論が相反することを

言っていては

何が言いたいのかわかりません。

 

 

序論でまずはじめに

言いたいことを言って、

 

結論で改めて

その確認をするのです。

 

 

だから序論≒結論なのです。

 

 

 そして結論が筆者の意見の

総まとめで、

 

文章で一番重要なのは

ご存じのとおりですよね?

 

 

つまり文章の一番最初に来る

序論の部分は重要なものが多い

ということです。

 

 

【Point 2】

 逆に本論には文量にしては

重要なものは少ない!

 

 

本論は具体的な説明や

筆者の体験談を話す場所です。

 

 

接続語シリーズで説明した

具体例の接続語「例えば

などを使って、

 

序論の内容を

詳しく説明します。

 

 

しかし、

 

具体例や体験談は

筆者が本当に伝えたい

ことではないのも、

 

接続語シリーズの記事で

お話した通りです。

 

 

ということはそれらが多く

記述されている本論には、

 

重要な文はかなり少ない

ということになりますね。

 

 

無くては

読者に主張が伝わりにくく

必要不可欠な本論ですが、

 

ここに書いてある文は

あくまで理解に努めるための

参考程度に考えて

 

本当に重要な文を

見極める必要があります。

 

 

ただし、

 

見極める必要がある

ということは重要な文がない

わけではないのでご注意を。

 

 

【Point 3】

結論には文章の主旨の

8割が書かれている!

 

 

結論が重要!ということは

これまで何回も述べているので

ご存知ですね?

 

 

なので重要度は高いですが

もうあまり言うことは

ありません。

 

 

ただし一つだけ言っておくと

結論には本文の主旨の

約8割が書かれています。

 

 

ですので、

記述問題などで

 

「本文の主旨を書きなさい」

 

という問題で

全く書くことがわからなければ、

 

とりあえずこの結論を

まとめて書いておくと

 

ある程度点数はもらえます。

 

 

 

以上、

ポイントは3つです。

 

 

 

このポイントをできれば、

 

今すぐに

確認していただきたいです!

 

 

学校のテキスト、

趣味で読んでいる本、過去問、

なんでも良いです!

 

 

すぐに覚えたことを

アウトプットして復習する

ことが重要です!

 

 

せめてスマホなどの

メモ機能にメモを

残しておきましょう!

 

 

「文章の最初と最後が大事」

 

こんな感じで構いません!

 

 

それを次に現代文評論を

解くときに、

 

意識しながらやってください。

 

 

 

今回はこれで終わりです!

 

 

長々と読んでいただき

ありがとうございました!